3歩進んで2歩下がる

あれは夢だったのか?って思ったけど、夢じゃなかったみたい。

そもそも、フットバッグって、いや、フットバッグに限らず、あらゆるスポーツって、そういうものだったんだ。単にそれを忘れていただけ。


ものすごくクリーンに初メイクした技が、その初メイク以降、全然出来ないってことってよくある。偶然出来ただけって言う人もいるかもしれないけど、確実に体はその技をメイクする能力を持っていると言うことには変わりない。ただ、メイク出来る能力を手に入れて、実際にメイクしたとしても、その能力を上手に引き出せるようになるには時間がかかるときもある。

あるコツを体が理解して、その日はものすごく調子が良かったとしても、体が理解したコツって言うのは、ニューロンが発達してシナプス結合が強くなり、神経系にショートカットが出来るまでは、非常に忘れやすいし、簡単には引き出せないので、次の日に練習したら、もう出来なくなっていたなんてことは当たり前なんだ。
簡単な技なら、知らなかったコツを新たに発見して簡単に出来るようになるけど、複雑な要素の絡み合った技になると、習得までは長い時間がかかって当然。焦らず、じっくり練習していけば良いだけの話。


とは言っても、さすがに簡単に出来ていたはずの技が、一週間で全く出来なくなるのは切ない。そういう悲劇を少しでも少なくするために、自分の練習日記には、その日理解したコツを、せめて自分だけでもわかるように書きとめておくことにする。
何かが出来るようになったら、今までと何が違うのか?なぜ出来るようになったのか、徹底的に考える。そうすれば、次回の練習までに、イメージを固めておけるし、万が一からだが忘れてしまっていても、少しずつ思い出していける。



思うに、フットバッグの成長の段階は、毎回以下のワンパターンだ。

1、できない。
2、テンションで出来る。体の切れで出来る。頭の冴えで出来る。まぐれで出来る。コツがわかって出来る。なぜか出来る。
3、あれ?できなくなっちゃった。
4、確かこうやるんだったような気がする、いや、こうだな。あれ、こうかも。あ、そうだそうだ。
5、コツを理解する。
6、反復練習する。
7、できるようになる。


以上のことをしっかりふまえ、毎回練習するたびにがっかりしてテンション落ちないようにする。
テンション高いときは信じられないほど体が切れる。その時に一気にコツをつかむようにする。
なかなか上達しないからって、落ち込むことないぞ。俺。


おお。良いこと言う。