メタ認知。

土曜日、代々木でめがねを池に落としたので、早速、めがねを買いに行った。
5000円めがねで、1.2度になるように調整してもらった。今まで0.9のを使ってたので、ちょっと魚眼レンズっぽい景色に目が慣れてない。でも、見えるって良いなー。


仕上がりまで45分かかると言うことで、その間にラーメン食って、髪を切ってした。

ラーメンは、みそラーメンしかメニューに無い、味噌一って言うラーメン屋。
何となく入ってみたんだけど、美味い。東京で俺が食べた味噌ラーメンの中では、恵比寿にある旭川ラーメンの廣瀬に次ぐうまさだと思う。
スープも麺も、極めてオーソドックスな北海道ラーメンだった。こんな名店が、あんなにスカスカだなんて。中野住民の皆様、美味しい味噌ラーメンは、味噌一で。


青葉について。中野で一番有名なラーメン屋と言えば、間違いなく青葉。
常に行列が出来ている。でも、俺、全然美味しいと思えない。美味い不味い
は確かに人の好みだけど、あれがNo.1を保っているのは、味のせいではないなー。絶対。
王様の耳はロバの耳。


行列に並ぶ時間は、決して有意義な物ではない。せっかく、並んだのに、ラーメンの味がまあまあだったら、自分のした行為が何とも馬鹿らしい行為だったと言うことになる。普通は、ここで、あんなに並んで損をしたと考えるはずなのだが、人間とは不思議な物で、そのばかばかしいはずの行為に、何とかして価値を与えようとバランスを取るのである。青葉の例で言えば、本当はそれほど美味しくなかったけど、あれだけ並んだんだから、美味かったはずだ。あれは美味しいラーメンなんだ、と言う理屈が、勝手に出来上がる。

同じ内容の社会的貢献行為に、給料を沢山与えるグループと、少量与えるグループ、そして全く与えないグループに分けると、給料を少量与えられたグループ>全く与えないグループ>沢山もらえたグループの順で、行為にたいして価値を感じると言う実験があった。



美味く無い店がNo.1になる理由は、味ではなくて、経営手腕だ。店側は、それで全く問題無い。問題なのは、それを評価する個人の質だ。とは言っても、この日記を読んで、自分の青葉に対する評価を、再評価した人。自分の評価に自信を持っていて大丈夫。美味しいと言うのは、個人の価値観の問題だから。
フリースタイルだ。