少年A

ついに、神戸の少年Aが、社会復帰した。


遺族は納得行かないだろうけど、そういう制度なのだから仕方がない。遺族の複雑な心境がテレビで報道されてたけど、言いたいことは非常によく分かる。

しかし、少年犯罪は非常に難しい側面がある。いつも、馬鹿な調子乗ってる大学生を見ると、親が馬鹿だったんだろうなって思うし、少年Aは当時14歳と、全然人格に一貫性の無い、人格未形成な頃の事件だけに微妙だ。俺も、14の頃と今とでは、精神構造が全然違う。

だけど、俺は、やってしまったことの責任は親も一緒にとるか、あるいは本人の肉体がするかしか無いと思ってる。少年法はあって良いけど、その親にも責任を取らせれば良い。それがダメなら、やっぱり本人にもっと責任を取らせるべきだ。
そうしないと、不均衡が生じてしまう。殺された子供には、何しろ初めから殺されるべき罪など無かった。

確かに14,5歳の子供でも刑事罰を受けるケースも出てくるようにはなったし、厳罰化傾向は明らかだけれども、成人の犯罪で、罪の重さと、本人の受ける罰が釣り合ってるとしたら、未成年の犯罪では、罪の重さと、本人の受ける罰が成人に比べて軽い。成人の受ける罰と、未成年の受ける罰との差を、どこかで満たさなくてはいけない。

この理論から、親が責任を取るという方法が導き出される訳だけども、俺はそれは実は大反対。子供が社会の外に出てしまうのは、親の責任も大きいのは確かだけども、子供は親を尊敬していない場合が多いので、親を苦しめるためにワザと犯罪に手を染める奴が後を絶たなくなるからだ。現状の法律でも、親を困らせるために万引きする子供がいるくらいだ。

やはり、子供にももっと厳しい罰を与えるべきだ。子供は馬鹿では無い。価値観が未熟なだけだ。

それから、子供が社会を意識して、敢えてその枠組みから逸脱する事を選択しているケースは、問答無用で大人と同じ扱いをするべきだ。少年Aのケースではまさにそういう事だ。




少年Aは、非常に反省してるようで、一生掛けて償いたいって言ってるらしい。もしそうなら、相当な地獄の人生だろう。本人にとっては恐ろしい罰かも知れない。だが、問題なのは遺族の気持ちだ。刑事罰は、法律によって復讐を公に実行出来ると言うことだけど、遺族は絶対復讐が済んだとは思えないだろう。

俺は遺族じゃないから、遺族の気持ちは分からないけど。



もしも、自分の大切な人が、この事件みたいに殺されて、更生してでてきたとしても、俺は多分、自分の手で犯人に復讐するだろう。

犯人はもう更生していて、真人間になったんだから許してやれ?

そうかも知れない。でも、真人間だったのに殺された大切な人はどう解釈すればいいのか。遺族の怒りや悲しみの分も考えると、犯人には死すら生ぬるいのが理論的な解釈だ。罪のない被害者が殺されたのに、殺人犯が死刑なら、釣り合わない。死刑はぬるい。苦しまずに死ぬなんてずるい。もっと残酷な刑にすれば良いのに。一生拷問させるとか。
大人の殺人でもそれくらいなのに。


評論家の中には、重大犯罪は重罰化しても、絶対に減らないって言ってる人がいるけど、少年犯罪に限っては、激減するだろう。確かに、大人の殺人とかは、厳罰化してもそうそう減らないな。イっちゃってる事が多いからな。殺し屋は減ると思うけど。
あれ、話がずれて来ちゃったね。

俺は残酷な男だな。それから、これ読んで俺を軽蔑する人もいるだろう。
そういう人は、本当の大切な人が殺されたり、強姦されたことの無い人だ。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040310-00001052-mai-soci
関連記事。

これ読むとますます怪しく感じる。
更生プログラムを実験してるだけなのでは?
それから、現行の少年法を正当化するプロジェクトなのでは?
かする
うわー。なんか暗い日記だ。

無理矢理明るい話題を。


んー、またモディフィードで新しいビデオが出てきた。ワールズ関連とCSS5関連が熱いな。


また思い出した。暗い話。
子供が万引きして、店の事務所で警察とか店長とか居て、親がそこに駆けつけて、ひたすら子供をしかりつけるシーンを良くテレビで見かける。
そんなんだから子供は万引きをするんだと、いつも思う。子供をしかる前にすべき事があるだろう!親は、自分を正当化するために子供を徹底的に叱る。これもコンプレックスに対して前向きに向き合えなかった、自尊心を獲得できなかった人。

親がこんなんだと、最近色々批判してきた奴も、仕方ないなーて感じになる。
だったらどうするか?答えは一つ。自動的に、子供が主体性を持てるシステムを構築するしかない。